偏頭痛と緊張型頭痛の症状と治し方の違いについて

頭痛として代表な症状として見られる偏頭痛と緊張型頭痛。
それぞれ治療法が違うことをご存知でしょうか。
偏頭痛と緊張型頭痛の症状の違いや、頭痛タイプの見分け方、そしてその具体的な治し方をご紹介します。
頭痛症状の緩和のご参考としてください。

偏頭痛の症状と治し方

偏頭痛は比較的遺伝性があり、大清水クリニックでは親子で治療しているケースもあります。
症状の特徴としては、頭が痛くなる前にきらきらした光るものが見えること、目がチカチカすること等があります。30%程度のケースでこの前兆があると考えられます。
やがて、片側もしくは両側の頭が拍動性(脈打つよう)に痛くなり、頭痛のピークに嘔吐を伴うことが多いのも特徴です。
光に敏感になることもあるため、家では暗いところでじっとしている方が多いようです。

偏頭痛を緩和させる対処方としては、次の二つをお勧めします。

①血管の膨張を抑えるため、患部を冷やす。
②リラックスできるような場所で、光・音・匂いなどを遮り安静にする。

それでも緩和されず、ひどい頭痛が続くようであれば、病院へ受診いただくことをお勧めします。
大清水クリニックでは患者さまに頭痛ダイアリーをつけていただくことで誘因の分析をし、患者さまと一緒に考えます。当院では、できるだけ薬に頼らない治療を心がけていますので、こうした分析は薬を減らすのに大変役に立ちます。
しかし、非薬物療法では発作が抑えきれない場合には薬物療法へと進みます。薬には大きく分けて発作が起こったときに飲む頓服薬と、発作が起こりにくくする予防薬があります。
頓服薬はまずは一般的な鎮痛剤を使います。しかし本格的な偏頭痛が起こってしまうと一般的な鎮痛剤では十分な効果を得ることができない場合もあります。その時はトリプタンというグループの薬を使い治療に取り組みます。

大切なのは、患者さまお一人お一人の症状に合わせた治療です。
より詳しく偏頭痛のメカニズムや治療法等をこちらのブログでも紹介していますので、あわせてチェックを!

緊張型頭痛の症状と治し方

緊張型頭痛は頭痛の中で最も多いタイプです。
緊張型頭痛(または、筋緊張性頭痛)の特徴として、朝は比較的体調は良くても、疲労が溜まる午後になると頭が痛くなる場合が多いです。朝起きた時から頭痛がある場合は緊張型頭痛ではない可能性が高いと考えられます。頭痛の程度は偏頭痛より軽く、軽度から中等度で、嘔吐までには至りません。また偏頭痛と違って気持ちが悪い、光過敏、音過敏、拍動的に痛いと言う事もありません。
緊張型頭痛は偏頭痛に比べ頭痛の程度は軽いですが、毎日のように痛く、生活への影響は偏頭痛と同じように負担となります。
ズキンズキンと痛む偏頭痛とくらべ、後頭部や頭の両側もしくは頭全体が、ギューッと締め付けられるような、どんよりした拍動性のない、鈍い痛みを伴う頭痛であることも緊張型頭痛の特徴です。
こめかみ付近の側頭筋や首や背中まわりの後頸筋(こうけいきん)、僧帽筋(そうぼうきん)の緊張による痛みなどによって引き起こされると考えられています。
原因としては、同じ姿勢を続けることによる筋肉のコリの他に、社会的なストレスや睡眠不足など疲労が要因である可能性があります。
精神や身体のストレスが筋肉の緊張を高め、心身が疲労してくると、それが鈍痛として感じられやがて痛みとなってきます。
緊張型頭痛は毎日起こることが多く、それが身体の過敏性を高め、より頭痛が起こりやすくなってしまうという悪循環を引き起こしやすい疾患です。
こうしたメカニズムが毎日お薬を飲む行動に繋がり、よりステップアップした薬物乱用頭痛に繋がってしまうリスクがあります。

緊張型頭痛を緩和させる対処方として、次の三つをお勧めします。

①身体を温め、ストレッチを行う等筋肉の緊張をほぐす。
②姿勢を正して身体のコリを軽減する。
③リラックスする時間を作りストレスを溜めない生活を心がける。

しかし、それでも緩和されない場合は、病院へ受診されることをお勧めします。
大清水クリニックでは、偏頭痛への治療でもご説明したように、できるだけお薬に頼らない治療を心がけていますが、非薬物療法でよくならない場合は薬物療法へと進みます。
まず頓服薬で一時的に症状を抑えます。これはその時の痛みを取るだけでなく、先に述べたようにより頭痛が起こりやすくなってしまう痛みの悪循環を断ち切る手段ともいえます。
それでも症状がよくならない場合は予防薬を使用します。予防薬の考え方は先に述べたように筋肉の緊張が関係していますので筋肉の緊張を取る薬を使用します。
偏頭痛で使うトリプタンは全く効ませんので偏頭痛との区別がとても重要です。

大清水クリニックへ来院される患者さまを診察していると、偏頭痛と緊張性頭痛が同じ患者さまに起こっていることをよく経験します。偏頭痛と緊張性頭痛とをしっかり分けて診断治療していくことが重要です。

寝込んでしまう、嘔吐してしまうほどの痛みを伴う偏頭痛も、毎日頭痛で悩まされる緊張性頭痛も、どちらも大変辛い病気です。
大清水クリニックでは痛みを和らげ快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。

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