【医師が伝える予防接種の必要性】インフルエンザ・麻疹・風疹など発症が増加傾向のウイルスについて解説

年末から春先にかけて毎年流行するインフルエンザ。10月に入り、インフルエンザの予防接種が呼びかけられる時期となりました。
インフルエンザに関しては、「予防接種をしても完全には予防できないから無駄」「予防接種をしてインフルエンザになった」などさまざまな噂があり、予防接種をためらう方も多いのではないでしょうか。

今回は、医師による科学的・専門的な視点でインフルエンザ予防接種の必要性について解説します。
さらに、大人になってからの発症が心配される麻疹・風疹についてもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

 

インフルエンザの予防接種は必要?その効果とは

毎年冬が近づくと、気になるのがインフルエンザの流行です。
「インフルエンザには罹りたくないけれど、本当に効果があるのか疑問」「予防接種をしてインフルエンザに罹ることもあるらしいし・・・」といった理由から、インフルエンザの予防接種をすべきかどうか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
インフルエンザウイルスは、毎年少しずつタイプを変えながら人間の体に侵入・増殖し、高熱やひどい関節痛・頭痛などを引き起こします。とくに、小さなお子さんや高齢者など免疫力が十分でない方がインフルエンザに感染すると、重篤な合併症を引き起こすこともあり油断できません。

このような状況を防ぐためにも、インフルエンザの予防接種は毎年受けることをおすすめします。
万が一ウイルスに感染した際も、予防接種を受けておくことでウイルスと戦う抗体(免疫)が作られ、発病(発症)を抑える効果が認められているからです。予防接種でインフルエンザを100%予防することはできませんが、症状を軽く抑えたり、肺炎・脳炎といった重篤な合併症を予防したりするのに一定程度の効果が証明されています。
さらに、インフルエンザの予防接種はウイルスの毒性をなくし、免疫をつけるために必要な成分のみを取り出した「不活化ワクチン」が使用されているため、予防接種でインフルエンザに罹ることはありません。

以上のことから、インフルエンザの予防接種は「発症の程度を軽く抑えられる」「重症化を予防する」という意味で、大きなメリットがあるのです。
毎年インフルエンザの流行シーズン前に、ぜひ予防接種を受けることをおすすめします。

 

どんな人が予防接種をすべきか

インフルエンザの流行シーズンは、毎年12月~3月頃となっています。
これまでにインフルエンザの予防接種で体調が悪くなった方や、かかりつけ医から接種を止められている方を除き、遅くとも11月頃までには予防接種を受けておくのが理想的です。

とくに、インフルエンザの予防接種を強くおすすめするのは次のような方々です。

1)  65歳以上の方
2)  60~64歳で、心臓・腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
3)  60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

上記に当てはまる方は、予防接種法に基づく定期接種の対象になります。*1
さらに、感染リスクの高い小さなお子さんやその保護者・高齢者や傷病者を介護している方・妊娠中の方・生活習慣病のある方は、ぜひ流行シーズン前に予防接種を受けておきましょう。

 

麻疹・風疹の予防接種について

インフルエンザに加えて注意したいのが、麻疹・風疹ウイルスによる感染症です。麻疹・風疹は、春先から夏頃が流行シーズンとなっています。
小さなお子さんの場合、1歳を過ぎて2歳になるまでの間に1回と、小学校就学前(幼稚園・保育園の年長の年)に1回接種します。麻疹・風疹は、MRワクチン(麻疹・風疹の混合ワクチン)で予防できるため、対象年齢になったら早めに予防接種を受けるようにしましょう。

また、麻疹・風疹は子どもだけでなく大人も注意が必要です。抗体のない方が麻疹・風疹ウイルスに感染すると、ほぼ100%発病(発症)します。
大人が感染すると重症化しやすく、妊娠中の方が感染してしまうと早産や流産の危険性があるだけでなく、お腹の赤ちゃんにも感染して目・耳・心臓に障害を残すリスクがあります。妊娠中はMRワクチンの接種ができないため、妊娠を考える前に予防接種を受けておくことと、パートナーをはじめとする周囲の人も予防接種を受けることが大切です。

 

予防接種に関するご質問・ご相談は大清水クリニックへ

世の中には予防接種に対するさまざまな考え方がありますが、間違いなく言えるのは予防接種は科学的に根拠のある感染対策であり、それによって助かる命があるということです。
当院では、インフルエンザワクチンをはじめ、各種予防接種に対応しております。予防接種を受けるにあたってご不明な点や不安がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、子供の頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。

 

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