どんな病気であっても、たくさんのお薬を服用することに抵抗を感じる患者様も多いことと思います。
副作用や薬への依存など、体への負担を心配されるのは当然のこと。
今回は、薬をなるべく飲みたくない時、薬を飲むほどの症状でない時、薬がない緊急時の対処方法を専門医がご説明いたします。
薬を飲まずにできる頭痛の対処法
まずは、その痛みの原因が『偏頭痛』か『緊張性頭痛』か、を見極めることが重要です。
それによって対処法が違い、見誤ると痛みが増す可能性がありますので注意をしましょう。
この頭痛はどっち?頭痛チェックはコチラから
症状と頭痛チェックを見る
チェックの数が多かった方の対処法をためしてみましょう。
偏頭痛の場合
チェックの結果、偏頭痛のチェックが多かった場合、お薬を服用したくない時は以下のような方法を試してみましょう。
●立ったり座ったり体を動かすと痛みが悪化します。安静にして、柔らかいベッドで横になりましょう。
●暑すぎる、寒すぎる環境は痛みを増幅させる原因となります。エアコンなどで、快適な温度に調整しましょう。
●音に敏感になります。テレビは消し、大きな音がする場所からは移動するなどしましょう。
●においにも敏感になります。タバコやフレグランス、芳香剤があるところは避けましょう。
●振動も痛みを悪化させる原因となります。車や電車等の移動は痛みが治まるのを待ちましょう。
偏頭痛の場合
チェックの結果、緊張性頭痛のチェックが多かった場合、お薬を服用したくない時は以下のような方法を試してみましょう。
●軽いストレッチや頭痛体操をして血行を良くしましょう。
※この時、痛みが増すようなら偏頭痛の可能性が高いです。すぐに運動をやめて安静にしましょう。
●入浴や蒸しタオルで首や肩の周りを温め、筋肉の緊張をほぐしましょう。
●水分を取って、血液の流れを良くしましょう。
●ストレスが溜まっていると感じるときは、気分転換をするよう心がけましょう。
症状が重い時は、特別な事情がなければお薬を上手に使いましょう
前述した対処法で、効果が見られない場合や頭痛の頻度が多い、症状が重い場合、一度専門医に相談してみるのもいいかもしれません。
対処法や普段の生活で、どうしてもコントロールすることができない頭痛
・気圧の変化が起こりやすい春先や雨が多い梅雨の時期
・女性であればホルモンバランスが急激に変化する排卵日や妊娠前期等
があるのは仕方のないことです。
早期受診することで、結果的に、お薬の量が少なく済むこともあります。
どうしても必要な場合は、適切なお薬を適切な量処方してもらい、それでも心配な場合は、お薬をなるべく避けたいという事もしっかり相談するといいでしょう。
定期的に頭痛の発作が起こる場合は、頭痛ダイアリーをつけておくと、原因の追究がスムーズになります。
痛みが強い場合、『いつ痛みが来るか分からない』こと自体がストレスとなり、それが頭痛の原因となってしまう。そうなっては、本末転倒です。
たかが頭痛と侮らず、専門医に相談しましょう。
大清水クリニックでも、普段からできるだけお薬に頼らない治療を心がけ、生活に支障が出るような症状の場合は最低量を処方するようにしています。
お薬を処方する場合も、ご説明をしっかり行い、痛みを和らげ快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。