その頭痛、お風呂に入っても大丈夫?正しい入浴法を専門医が解説

日々の疲れを癒してくれるお風呂は冬になると、熱めのお湯にゆっくり浸かりたくなります。
しかし、お風呂は入り方や体調によっては頭痛を引き起こすため注意が必要です。

この記事では、頭痛専門医がお風呂の正しい入り方を解説します。

お風呂の効果

一日の疲れを癒してくれるお風呂は、身体を温める「温熱作用」があります。
さらに、血流が良くなることで新陳代謝が活発になって疲れを和らげて心身をリフレッシュさせる効果が期待できます。
ただ身体が温まるだけでなく体温が上昇して血管が広がって身体の冷えを改善する働きもあるため、シャワーよりも湯船に浸かるのがおすすめです。

お風呂に入ることでたくさんの効果がありますが、その時の体調によっては入浴することで頭痛が起こったり、すでに起きている頭痛を悪化させたりする場合があるため注意しましょう。

 

入浴中・入浴後に頭痛が起こるメカニズム

入浴中や入浴後に頭痛が起こるのは決してめずらしいことではありません。入浴中・入浴後に起こる頭痛は、体温・血管・自律神経の変化が関係しています。

温度変化による血管の反応

お風呂に入ると血管が拡張しやすくなります。入浴により身体が温まって頭の血管が急に拡張すると脳への血流が増えた影響で頭痛が起こりやすくなります。

入浴中や入浴後にこめかみ付近に、ズキズキと脈打つような頭痛があるときは、体温変化による血管の反応です。
一時的な血流変化であるため、次第に収まりますが、片頭痛の人は入浴後に頭痛が強く出る傾向があるため注意しましょう。

 

自律神経の変化

通常お風呂に入ると、副交感神経が優位になってリラックス作用をもたらします。しかし、なかには交感神経が副交感神経に切り替わる際に身体がストレスを感じて、神経性の頭痛を起こすことがあります。

 

片頭痛とお風呂の関係

片頭痛は、脳の血管が拡張して周囲の三叉神経が刺激されることで起こります。こめかみあたりの左右どちらか、もしくは両方にズキズキとした脈打つような痛みが特徴です。

入浴は身体を温めて全身の血管を広げ、血流を増加させるため片頭痛の引き金となってしまう可能性があるため注意が必要です。

特に41℃以上の熱いお湯や長風呂、サウナから水風呂への温度差は片頭痛を悪化させやすいため、片頭痛が起こっているときや、片頭痛を起こしやすい人はお風呂の入り方に注意しましょう。

片頭痛がある人の正しいお風呂の入り方は?

大前提として、片頭痛の前兆症状があるときや、すでに片頭痛が起こっているときは入浴を控えましょう。

片頭痛の発作を控えるためには、お風呂の温度は38~40℃とぬるめがおすすめです。血管の拡張を抑えて頭痛を予防してくれます。

また入浴時間は10~15分以内と短めに。入浴前後でコップ1杯分の水分補給をしておくと脱水防止で発作が起こりにくくなります。

 

緊張型頭痛とお風呂の関係

緊張型頭痛は首や肩、頭の筋肉の緊張によるものです。肩や首が凝ることで血流が低下し、それに伴って頭がベルトで締め付けられるようなギューッとした痛みが起こります。

緊張型頭痛は首や肩、頭の筋肉の緊張が原因であるため、筋肉を緩めて血流を改善するお風呂は症状の改善に有効です。

緊張型頭痛がある人のお風呂の入り方は?

緊張型頭痛があるときは、首や肩周辺のストレッチが有効ですが、入浴も効率よく身体を温めてリラックスさせる効果があります。

ただし、41℃以上の熱いお湯は交感神経が刺激されて、かえって筋肉がこわばってしまうこともあります。長時間の入浴を避けて38~40℃以下のお風呂につかりましょう。

入浴後に首や肩のストレッチを組み合わせると、より筋肉がほぐれやすくなります。

 

まとめ

お風呂は身体を温めて疲労回復効果やリラックス効果が期待できます。しかし、片頭痛の人の場合は、頭痛を悪化させる可能性があるため注意が必要です。体調に気を付けながら、正しい方法で入浴を楽しみましょう。

 

大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。

また大清水クリニックでは、子どもの頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。

つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。

 

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