鼻水+頭痛のつらい連鎖|専門医が解説する原因と緩和法

鼻水があり頭痛で頭がぼーっとすると「風邪を引いたかな?」と考えますが、実は他の原因や病気が隠れている場合があります。

特に副鼻腔炎は自己判断で放置していると長期化しやすいため注意が必要です。

本記事では、頭痛専門医が鼻水と頭痛の関係と考えられる病気や緩和法を解説します。

頭痛と鼻水の関係|鼻の構造

私たちの鼻の奥には「鼻腔(びくう)」と呼ばれる空間があります。その周辺にはさらに鼻腔とつながっている「副鼻腔(ふくびくう)」と呼ばれる4つの空間があります。

鼻水は鼻腔の粘膜で作られて、空気を加湿したり加温したりする役目があります。しかし、ウイルスや細菌、アレルギーなどで鼻水の量が増えて炎症が強まると、鼻水が副鼻腔に溜まることがあります。

このときは、ドロッとした黄色・緑色の鼻水が見られることがあります。このような鼻水が副鼻腔に溜まると周辺の三叉神経を刺激して頭が重く感じたり、頭痛を引き起こしたりします。

鼻詰まりがひどくなると頭痛が起こるのはこのためです。

 

頭痛と鼻水があるときに考えられる病気とその原因

頭痛と鼻水があるときに考えられるのは「風邪などの感染症」「副鼻腔炎」「アレルギー性鼻炎」などです。ここでは代表的な3つの特徴や原因を解説します。

風邪などの感染症

風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなど細菌やウイルスが原因で起こる感染症は、頭痛や鼻水の症状がよく見られます。これは、体がウイルスや細菌を異物として排出しようとして起こる炎症反応です。

鼻水と頭痛以外にも喉の痛みや咳、関節痛、発熱、寒気などの症状があれば内科を受診しましょう。

 

副鼻腔炎

副鼻腔炎(蓄膿症)は、副鼻腔で炎症が長期間続いて膿が溜まっている状態です。鼻詰まりや粘り気のある鼻水、後鼻漏、頭痛、痛みや圧迫感などが特徴で、風邪や感染症が長引き副鼻腔炎に移行することがあります。

感染が長引くほど膿の排出が難しくなって急性から慢性の副鼻腔炎に進展します。このほかにもハウスダストや花粉などのアレルギー、喘息が副鼻腔炎を長期化させることもあります。

 

アレルギー性鼻炎

花粉やハウスダストなどのアレルギー性鼻炎の悪化も鼻詰まりによる頭痛を引き起こすことがあります。

ただし、アレルギー性鼻炎の場合は、鼻炎そのものが頭痛を引き起こすわけではなく、鼻詰まりで口呼吸になったり、息苦しさで眠りが浅くなったりすること、鼻水で頭が重たくなることなどで頭痛が引き起こされると考えられています。

 

鼻水による頭痛がつらいときの緩和法

鼻水や鼻詰まりによる頭痛がつらいときは、症状が緩和する方法を試してみましょう。

鼻や顔に蒸しタオルを当てる

鼻の通りを良くするために蒸しタオルを鼻や顔の上に5~10分程度当てます。

蒸しタオルを使うことで鼻を加湿しつつ鼻腔を広げて溜まった鼻水を排出しやすくなるでしょう。溜まっていた鼻水が排出されると不快感が軽減します。

 

鼻うがい

市販品の鼻うがいなどを使用すると、鼻詰まりを改善して膿を排出してくれます。

鼻をかんでもうまく鼻水が排出できないときは、鼻うがいをすることで圧迫感や痛みが軽減できるでしょう。

 

加湿器を使う

部屋が乾燥していると粘膜が乾燥して痛みが増すことがあります。

鼻水や頭痛があるときは部屋を40~60%の湿度に保つと、鼻やのどが潤い鼻水や痰が排出しやすくなるでしょう。

 

まとめ

風邪を引くとしばしば頭痛や鼻水の症状が見られます。そのほかにも副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎でも鼻詰まりによる頭痛が起こります。

鼻詰まりによる頭痛は頭が重く症状が長引きやすいのが特徴です。緩和法を試しても改善しない場合には、医療機関を受診しましょう。

 

大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。

また大清水クリニックでは、子供の頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。

つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。

 

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