片頭痛や緊張型頭痛で鎮痛薬を使用したものの、あまり改善が期待できないときは、漢方薬を使用するという方法もあります。
診療ガイドラインでも5つの漢方薬が頭痛に効果があることが示されているため症状に合わせたものを処方してもらいましょう。
本記事では、頭痛の症状別のおすすめの漢方を紹介します。
目次
頭痛の緩和に漢方って使えるの?
漢方はさまざまな症状の緩和に使用されていますが、頭痛の症状緩和にも漢方が使用されることがあります。
日本神経学会・日本頭痛学会の「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」によると、漢方薬は慢性頭痛に効果があるとの見解を示しています。
鎮痛薬を長期的に使用している場合は、漢方薬を使用するのも一つの手です。
慢性頭痛で鎮痛薬を定期的に使用しており、改善がみられるときは漢方薬の使用を検討してみましょう。
症状別のおすすめ漢方
日本神経学会・日本頭痛学会の「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」では以下の5つの漢方が片頭痛や緊張型頭痛、風邪症状による頭痛の改善に効果があると明言されています。
それぞれの漢方の特徴を解説します。
葛根湯:風邪症状による頭痛
葛根湯は、発汗のない風邪症状や肩こり、頭痛、上半身の神経痛、蕁麻疹、乳腺炎などの改善などの幅広い症状に使用されています。
首や肩周辺のこわばりを改善する効果もあるため、緊張型頭痛にも効果が期待できるでしょう。
五苓散:二日酔い、むくみ、気圧による頭痛
五苓散は、二日酔いやむくみ、頭痛、めまい、下痢などの症状に使用される漢方薬です。
また、雨天などによる気圧の変化で起こる頭痛(偏頭痛)にも効果が期待できます。
血液透析に伴う頭痛の改善にも効果的です。
桂枝人参湯:体力低下による冷え、食欲不振、頭痛
桂枝人参湯は、頭痛や動悸、慢性胃腸炎、胃腸の虚弱など体力の低下による諸症状の改善が期待できる漢方薬です。
心窩部には圧痛があり冷え性の人に処方されることがあります。
慢性頭痛では片頭痛と緊張型頭痛の両方に効果が期待できます。
呉茱萸湯:強い頭痛と手足の冷え、肩こり
呉茱萸湯は、強い頭痛が起こりやすく、頭痛が起こると吐き気を伴う場合に処方される漢方薬です。
手足の冷えや肩こりがあり頭痛の症状があるときにも効果が期待できます。
慢性頭痛では片頭痛と緊張型頭痛の両方に効果が期待できます。
釣藤散:慢性的な頭痛、めまい、肩こり
釣藤散は、慢性的な頭痛やめまい、肩こりの緩和などで処方される漢方薬です。
慢性頭痛では片頭痛と緊張型頭痛の両方に効果が期待できます。
慢性頭痛以外にも、神経症や高血圧の傾向があるときにも処方されることがあります。
漢方薬の使い方と考え方
漢方薬は市販のものを購入することもできますが、自己判断で症状を決めてしまうと求める効果が期待できないだけでなく、副作用を引き起こすこともあります。
そのため、医師の診断を受けた上で適切な漢方を処方してもらうことをおすすめします。
漢方薬は生薬であるため、鎮痛薬とは異なるものです。そのため、ある程度の期間服用しなければ症状が改善しないこともあります。
処方を受けたときは、決められた用法容量を守り、自己判断で服用を中断しないようにしましょう。
まとめ
片頭痛や緊張型頭痛の症状でお困りのときは、漢方薬を使用することで改善が期待できることがあります。
ただし、自己判断で市販品を購入すると思うような効果が得られない可能性もあるため、医師の診断ののち、適切な処方を受けることが大切です。
大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、子供の頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。