「頭のどこが痛むかによって、頭痛の原因はわかる?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。頭痛は、こめかみや後頭部、目の奥など、痛む場所によって特徴がみられる場合があります。
ただし、頭痛の部位だけで原因や種類を判断することはできません。痛み方や持続時間、頻度、吐き気などの症状も含めて判断することが大切です。
この記事では、頭痛が起こりやすい部位別に考えられる頭痛の特徴や、医療機関を受診したほうがよい症状について専門医が解説します。
目次
頭痛は痛む場所によって原因が異なる?
頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などさまざまな種類があります。それぞれ痛みの場所や痛み方に特徴がみられることがあります。
例えば、片頭痛ではこめかみを含む頭の片側がズキズキと痛むことがあり、緊張型頭痛では頭の両側や後頭部が締め付けられるように痛むことがあります。
一方で、同じ場所に痛みがあっても原因が異なる場合があります。そのため、「こめかみが痛いから片頭痛」といったように、痛む場所だけで自己判断することは避けましょう。
頭痛が起こる場所別の原因と特徴
頭痛は、痛む部位によってある程度の傾向がみられます。代表的な部位と頭痛の特徴をみていきましょう。
こめかみ
こめかみの痛みは、片頭痛や緊張型頭痛などでみられることがあります。
片頭痛では、こめかみを含む頭の片側にズキズキ、ドクンドクンと脈打つような痛みが起こるのが特徴です。吐き気や光・音がつらくなる症状を伴うこともあります。
後頭部
後頭部の痛みでは、緊張型頭痛などが考えられます。頭全体や後頭部が重く、締め付けられるように感じることがあります。
長時間のデスクワークや同じ姿勢が続くことなどが、頭痛に関連する場合もあります。ただし、後頭部の痛みだけで原因を特定することはできません。
目の奥・目の周り
目の奥や周辺に非常に強い痛みが起こる場合は、群発頭痛が代表的です。片側の目の奥をえぐられるような激しい痛みが起こり、同じ側の目の充血や涙、鼻水などを伴うことがあります。
ただし、目の病気などでも目の周辺に痛みが生じる場合があります。頭痛以外の目の症状があるときは、眼科などへの相談も検討しましょう。
頭痛の場所だけでは原因を判断できない
頭痛の部位は、原因を考えるうえでの一つの手がかりです。しかし、同じ場所に異なる種類の頭痛が起こることもあるため、部位だけでは正確な判断ができません。
医療機関では、次のような点を確認しながら頭痛の種類や原因を判断します。
●いつから頭痛があるか
●どのくらいの頻度で起こるか
●ズキズキ、締め付けるなど、どのような痛みか
●どのくらいの時間続くか
●吐き気や嘔吐があるか
●光や音がつらくなるか
●発熱やしびれなど、ほかの症状があるか
頭痛が続いている場合は、痛みの場所だけでなく、こうした症状を記録しておくと診察時の参考になるでしょう。
こんな頭痛は早めに医療機関を受診
頭痛の多くは緊急性の高いものではありませんが、なかには脳の病気などが原因となっている場合があります。突然、これまで経験したことがないような激しい頭痛が起こった場合は、くも膜下出血などの可能性もあるため、速やかな受診が必要です。
また、頭痛とともに手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、意識がもうろうとするなどの症状がある場合も注意しましょう。頭痛が繰り返す、徐々に悪化する、日常生活に支障がある場合も、医療機関への相談をおすすめします。
まとめ
頭痛の場所は、頭痛の種類や原因を考えるための手がかりの一つです。こめかみなら片頭痛、後頭部なら緊張型頭痛など、ある程度の傾向はありますが、部位だけで原因を判断することはできません。
頭痛が繰り返し起こる場合や、以前とは違う痛みを感じる場合、日常生活に支障が出ている場合は、頭痛外来や脳神経内科などに相談しましょう。
大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
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