【この頭痛は光の影響?】原因や予防方法を医師が解説します。

お天気が良く日差しの暖かな日は、「ちょっと外出でも」という気分になりますね。
でも、そんな日に限って頭痛が起こり、気分も落ち込んで早めに帰宅する・・・なんてことはありませんか?もしかしたらその頭痛、「光」が原因かもしれません。
今回は、生活の中にある「光」が頭痛に及ぼす影響についてお話します。慢性頭痛にお悩みの方や、天気の良い日や明るい場所に行くと決まって頭痛が起こるという方は、ぜひ最後までお読みください。

 

じつは頭痛の原因に?生活の中にある「光」の影響

日本では、約4000万人もの方が慢性頭痛に悩んでいると言われています。
さらに、頭痛持ちの方は気候・光・音など外部環境の影響を受けやすく、それらの刺激によって頭痛・めまい・吐き気などの不調を訴える方が少なくありません。
とくに現代は、テクノロジーの進化や生活環境の変化で「光」を浴びる機会が増え、目や脳に刺激を受けやすい状況だと言えます。まずは、生活の中にあるさまざまな「光」が頭痛にどのように影響するのか理解しましょう。

太陽の光(直射日光)

「お天気の良い日に外出すると頭痛が起こりやすい」という方は、直射日光が頭痛の原因になっている可能性があります。
「太陽の光を直視しているわけではないのに、なぜ?」と思われるでしょうが、もともと慢性頭痛にお悩みの方は、そうでない方に比べて光に過敏に反応する傾向があります。日光を直視していなくても、無防備な状態で明るい日差しのもとにさらされることで光が眼球を通って脳を刺激し、頭痛を引き起こす原因になるのです。

パソコン・スマートフォンなどの光

現代はデジタル化が急速に進み、仕事でも私生活でも「パソコンやスマートフォンを使わない日はない」と言えるほどです。
これらの液晶画面から発せられるブルーライトが、眼精疲労や体内時計の乱れといった心身の不調に影響していることはご存知の方も多いと思います。じつはこのブルーライト、人間が見ることのできる光(可視光線)の中ではもっともエネルギーが強く、錯乱しやすい性質を持っています。パソコンやスマホを長時間使用すると目が疲れるのはそのためです。
網膜にまで達するほどの強いエネルギーが目や脳へ与える影響は大きく、目の疲れが原因で頭痛を引き起こしたり、脳を刺激して睡眠の質を低下させ、その結果頭痛を生じることもあります。長時間パソコン作業をするような仕事に就いている方は、光刺激による頭痛だけでなく、首・肩のこり(血行不良)による緊張型頭痛も合併している可能性があります。

LED電球の光

オフィスや店舗だけでなく、自宅でもLED電球を使用する機会が増えています。LEDは照度が高い割に省エネで、電球の寿命が長いので重宝されていますが、じつはLEDにもブルーライトが多く含まれています。
「お店の照明がまぶしくてフラフラする」「オフィスに行くと頭痛が起こる」という方は、LEDによる光刺激が原因の可能性があります。

 

少しの工夫で光による頭痛は予防できます

このように、私達は生活のあらゆるシーンで「光」の影響を受けています。光は生活の中に欠かせないものであり、完全に遮断することはできませんが、少しの工夫で光刺激を和らげ頭痛を予防することは可能です。

外出時の日光対策

日差しの強い日にお出かけする際は、つばの広い帽子・日傘・サングラスを使用して直射日光による刺激を避けましょう。
このとき、サングラスはレンズの色が濃すぎないものを選んでください。濃い色のサングラスを使用すると、着用時と外したときの光のコントラストが強くなり、それが刺激となって頭痛を引き起こす可能性があるからです。
外出中はなるべく木陰を歩くようにし、もし頭痛が起きてしまった場合はなるべく暗くて静かな場所で休み、痛みのある部位や首の横を冷やすと痛みが和らぐことがあります。

パソコン・スマホの使用はブルーライト対策を忘れずに

パソコン・スマホを使用する際は、ブルーライトカットのメガネや液晶フィルムで対策を行いましょう。もちろん、長時間作用を控えることが前提です。
仕事でやむを得ず長時間のパソコン作業を行う場合は、1時間作業したら10~15分休憩する、目と液晶画面を40cm以上離すなどの工夫を行ってください。

自宅やオフィスの室内灯・外光対策

自宅でLEDを使用している方は照明器具や電球の見直しを行い、間接照明を使用するなどして室内が明るくなりすぎない工夫をしましょう。また外光が刺激となることもあるため、レースのカーテンやブラインドで明るさを調整してください。
オフィスでは、自宅のように気軽に照明を変えることは難しいと思います。一番手軽に行えるのは、デスクライトの向きや電球を変える・パソコンの液晶画面にグレア対策を行う(照明や外光の映り込みを予防するフィルム・カバーを取り付ける)などですが、可能であれば会社の人に相談して照明を間引いてもらう・光拡散カバーを取り付けてもらう・デスクの位置を変えてもらうなどの対策も行ってください。

いったん頭痛が起こると症状に苦しむだけでなく、仕事や家事に支障をきたすこともあります。
慢性頭痛のある方は光刺激が頭痛の引き金になることも多いため、痛みが起きてから対処するよりも、頭痛の起こりやすい状況をなるべく避け予防に徹することが大切です。

 

気になる頭痛は早めに専門医にご相談を

今回は光と頭痛の関係についてご紹介しましたが、患者様によって頭痛が起こる原因やタイミングはさまざまです。光による刺激だけでなく、ほかの要因が複雑に絡み合っていることもあるため、まずはご自身の頭痛がどのようなときに起こるのか・どんな痛みなのかを知ることからはじめましょう。
また、稀ではありますが何らかの病気のサインとして頭痛が現れるケースもあります。「たかが頭痛」と軽く考えず、気になる頭痛は早めに専門医にご相談されることをおすすめします。
大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、子供の頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
つらい頭痛・めまい・しびれ等にお困りの方は名古屋市緑区の大清水クリニックへお気軽にご相談ください。

 

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