数時間続く頭痛や、数日間続く頭痛は仕事や学業、家事の妨げになることもあり、症状がひどくなる前から対策を講じることが大切です。そこで本記事では、長時間・長期間続く頭痛の原因とそれぞれの対処法を紹介します。また、片頭痛や緊張型頭痛についても詳しく解説します。
数時間・数日間続く頭痛
数時間または数日間続く頭痛は、ストレスやホルモンバランスの変化、疲労などさまざまな体の変化で起こる日常的な症状です。
原因
頭痛が数時間程度続く場合に考えられるのが、かぜや疲労です。長時間作業に集中していたり、目を酷使して眼精疲労を起こしていたりすることも、頭痛を引き起こす可能性があります。また、女性の場合はホルモンバランスの変化で生理前に頭痛が起こることも。これらの場合は、休養を取ることで自然に治る場合がほとんどです。
対処法
数時間頭痛が続くときは、まずは静かな暗い場所で休みましょう。頭痛が起きているときに体を動かしたり、音や光が気になる場所にいたりすると、痛みが増すことがあります。できるだけ、暗くて静かに過ごせる場所で横になりましょう。
また、カフェインやアルコールの過度な摂取は頭痛を誘発して症状を悪化させることがあります。コーヒーやエナジードリンク、お酒などの摂取は控えましょう。
また、日ごろからストレス解消を心がけることも大切です。適度な運動でストレス発散をしたり、趣味の時間を意識して作ったりして、何かに打ち込む時間を作りましょう。
片頭痛
こめかみや目の片側・両側に痛みを感じたり、脈を打つようにズキズキとした痛みを感じたりする症状が特徴の頭痛を片頭痛と言います。
片頭痛が発生するメカニズムははっきりとはわかっておらず、脳そのものや血管、神経に原因があるのではと考えられています。寝不足や空腹、疲労、すトレス、大きな音、強い光、気圧や温度の変化などの日常の変化が誘発すると考えられています。
心臓のリズムに合わせてズキズキと脈打つように痛むことが多く、週に1~2度の周期的に数時間から数日痛みが続くのが特徴です。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、過度の緊張やストレスなどが原因で起こる頭痛の総称です。疾患が原因ではない頭痛の大半がこのタイプと考えられています。男女比は女性が1.5倍多く、働き盛りの年齢に多く見られるのが特徴です。
緊張型頭痛は、頭を包む筋肉が持続的に収縮することで起こります。頭の周りや、首の後ろ、肩、背中の筋肉が緊張することで起こり、頭痛の症状のほかにめまいなどの症状を伴うこともあるようです。
ストレスや痛み、眼精疲労などの刺激によって引き起こされますが、さらに、それにより起こる頭痛がストレスの原因になるなど悪循環を引き起こすことも。そのため、症状が出たら早めに対処し、悪化させないことが大切です。
まとめ
数時間続く頭痛から、数日間続く頭痛はストレスや疲労、ホルモンバランスの変化など、日常の変化が原因で起こることがあります。これらの頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛の可能性もあります。頭痛の症状が起こったら、まずは安静にできる場所で音や光などの刺激を避けて横になりましょう。頭痛が起きているときは、アルコールやカフェインの摂取を控えることも大切です。長期間頭痛が続く場合は、頭痛外来へ受診しましょう。
大清水クリニックでは、患者様の症状を和らげ、快適な毎日をお過ごしいただけるよう診療に努力いたします。
また大清水クリニックでは、子供の頭痛はもちろんのこと、めまい・しびれに悩む女性に寄り添った治療もご提案しています。
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